「俺以外の男がこの世からいなくなったらどうするの?」









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はさっきからアルコール度の高い酒をハイスピードで飲んでいる。
けれど全く酔いつぶれないで、いつもと変わらない顔をしてる。





「何その質問。リアルに考えてありえない事言うのやめてくれない?非現実って嫌いなの私。」



けろりと、何事もなかったかのように俺の質問を返す
ただいつも通り妖艶に微笑むだけだ。



俺はが好きだった。
だけどは俺達を捨てて大蛇丸のもとへと行った。
木の葉よりも大蛇丸を選んだ。

しかしそのは今、俺の目の前にいた。
昔と変わらない風貌、風格で酒を飲んで煙草を吸っている。
ときどき、眉間に皺をよせたりしている。









「この世に男が俺しかいなかったらどうするの?」






がさっき答えたのにも関わらず、直も俺は同じ質問をぶつけた。
するとは、うざそうに俺を一瞥した。
そんなにも俺は色気を感じてしまう。

はぁ、とあからさまな溜息をつく







「この世にいる男がカカシだけだったからって何?私には関係ないわ。」





は大蛇丸に飽きたと言って、2年前に里に戻ってきた。
火影様はの言葉を信用しつつも2年間、里の忍にを監視させた。
その監視からが解放されたのは一昨日の出来事だ。


は忍業界でも有名な忍だった。
力もあれば頭も冴えるし、色の任務も完璧にこなす。
そのを捨てるのは中々の勇気のいる事だったから火影様はを殺さずに生かした。
2年間の監視をつけてだが。










俺はふと、2年前に何食わぬ顔で里に帰ってきたを思い出した。











「ただいまー。」


は大蛇丸サイドにまわる前までは俺の家に住んでた。
勝手に居候となって俺の家に居座った。
そのが、まるで買い物から帰ってきたように軽い声で“ただいま”と言って玄関からはいってきた。

俺は偶然任務がなくて、部屋で本を読んでいたので、思わぬ人の訪問に飛び上がった。
驚きすぎたというのがよくあっている。
それに俺は、が帰ってきたなんて信じたくなかった部分もあったし、
帰ってきたのがだという確証もなかった。
そういう変な感じと喜びがグチャグチャになっていた。



「…何よあんたいたの?」


はずかずかと部屋にはいって、そのまま俺のベッドに倒れこんだ。
酷く疲労しているようで、息が荒かった。
そして、何分もしない内に気持ちよさそうな寝息をたてはじめる。






そのあと俺は、しっかりとであることを確認してから火影様に手紙をだした。
優秀な忍犬が無事に火影様に手紙を届けたので、火影様はすぐに駆け付けた。
そして火影様自身もである事を確認して、その身柄を引き取った。



そういうわけでは、あっけなく木の葉の里に捕まった。

抵抗がまったくなかたのにくわえ、大蛇丸サイドの情報をどれも適格に教えたので、
周囲はが本当に大蛇丸から手を切ったのだと思った。
いや、事実手を切っているのだが。














そんな懐かしくも何ともない思い出に浸っていると、は不機嫌そうに
カカシ、と俺の名前を呼んだ。
俺は、何?とかえした。










「あんたは昔っから変わらないわね。」









は泣きそうな顔で笑った。
俺は何がいいたいのかわからなくなって、何ソレと笑い返した。










そして俺の意識はそこでとだえた。
目がさめるとの姿はなかった。

















4日後、大蛇丸が里を襲撃した。
その傍には,大蛇丸の傍にはがいたらしい。





























俺以外の男がこの世からいなくなったらどうするのだろうか。








きっとは、
この世に男が俺しかいないと知っていても








大蛇丸しか見えないのだろう。
















2005/3/28
 初のカカシ。これでいいのだろうか…